廣州窯の月型ボウルシリーズは、18世紀朝鮮王室の窯で生まれた、高さ45cmの白磁大壺、別名「月壺」をモチーフに製作された日常のうつわです。月壺特有の滑らかで自然な曲線をそのまま表現しています。
廣州窯が独自に開発した高級白磁の素地と天然釉薬で作りました。ほのかな半光沢があり、丈夫で軽いです。
韓国の陶磁器文化の中心地である京畿道利川(イチョン)は、王室に磁器を納品していた廣州官窯の分院があった場所です。この地で、陶芸家の故チョ・ソスさんが、消えつつあった韓国固有の陶磁器文化を生かそうと、廣州窯を設立しました。
1963年に設立された廣州窯は、日本統治時代に散らばった陶磁器職人を集め、命脈が途絶えた韓国の陶磁器文化を復活させ、伝統的な陶磁器を現代の生活のうつわとして再現し、発展させることに貢献してきました。 そして今、廣州窯は韓国陶磁器の代表的な存在として、さらに世界に韓国の味と趣を伝える食文化のパイオニア企業として、大きな一歩を踏み出しています。
廣州窯